夏への扉(The door intoSummer)

と、言っても20年くらい前に自前で買って読んだ本だけどね、最近無性に読みたくなって図書館から借りてしまった。 ロバート・A・ハインラインの小説では1番好きな小説。

194Pより
ぼくは、復讐のすでに遅きに失していることを知った。 30年という年月が、ぼくの代わりに、はるかに無慈悲な復讐をベルの上に与えていたのである。

(中略)

しかも彼女はそれに気がついてさえいないのだ。かつてあれほど鋭敏だった頭脳も、いまはかすんでしまったのか_ただ残っているのは、昔ながらの自惚れと扱いきれないほどの自信だけだった。

これを読んでいると年をとることが怖くなるね、年齢は1つづつ、お互いに公平に1つづつだね。